2009年度に行われたのセンター試験の評価と傾向です。

国語評価傾向

【1】現代文は劇的に難化
【2】古文は本文の字数が大きく増加し和歌の問題再び出てきた
【3】漢文は文脈重視の傾向は変わらず
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対策ポイント

【1】現代文は劇的に難化
ここ数年のセンター試験の現代文では、答えの決まらない問題というのはあまり見られなかったが、2009年度に至っては第1問が、答えの決まらない不適切とも言えるような出題だった。こうした傾向が今後は続かないよう祈りたいものである。
2009年度の第1問(評論)は、子どもの遊びを通して現代社会のシステムを論じた文章。本文も従来よりやや難解だが、それ以上に出題者の読みが恣意的で、特に問2〜問5は正解を選びにくいものだった。とにかく〈出題者が何を答えさせようとしているのか〉ということを念頭に置きつつ問題に取り組むことが必要であろう。
第2問(小説)では、2008年度は明治期の作家である夏目漱石の作品が出題されていたが、2009年度は比較的近年の小説が出題された。ここ数年の問題と同様、本文はかなり重厚だが、設問は結局のところ傍線部をパラフレーズするだけというものが多い。リード文を読んで場面転換について確認しておかないと、設問が解けない。
【2】古文は本文の字数が大きく増加し和歌の問題再び出てきた
第3問は、中世の御伽草子『一本菊』からの出題。美しい姫君に思いを寄せる兵部卿宮が、随身の常磐を使って、姫君に和歌を幾度か届けさせ、最終的には姫君のもとを訪れるというもので、2008年度の説話的なものから、一変して中古の作り物語的な内容であった。本文はかなりやさしいものだったが、何人かの登場人物をさばきながら、センター試験最長1,700字強の長文を最後まで読み通さなければならないうえに、2008年度には出題されなかった和歌に関する問題が復活し、敬語に関する出題などもあって、全体としては2008年度よりやや難化したと言ってよい。河合塾の答案再現データを見ても2008年度は31.4点であったが、2009年度は30.2点で1.2点下がっているという結果がでた。2008年度で6年ぶりに復活した文学史の問題は本試では課されなかった。
【3】漢文は文脈重視の傾向は変わらず
2009年度は2008年度に比べて字数がやや増え、190字程度の文章が出題された。2008年度が2007年度に比べ大幅に増加していることを踏まえると、今後も180字から190字前後の文章が出題されるものと予想してよいだろう。
出題文はかたい評論である。春秋時代の呉が滅んだ原因を西施に求めようとする論調があることに対し、呉王が兵力をかしんし、戦に明け暮れて内政をおろそかにしたすきを、越につかれたことこそが、呉が滅んだ原因であると筆者は論じている。さらに五胡十六国時代の秦が滅んだ原因についても触れていて、最後に格言を用いて、安易な武力の行使が国家の滅亡へとつながることを戒めている。
設問では、「文の表現と内容の特徴」についての問題が出題された。文中に空欄補充と見紛うばかりの表記があり、設問のつくり方とも合わせて目新しい感じがし、問い方に新しい工夫が凝らされていると言ってよいだろう。
ただし、全体として文脈重視の傾向はこれまでと変わらず、読解力を要求する設問が大半であり、本文の内容を正確に把握できないと高得点は望めないだろう。評論を苦手とする受験生には難しく感じられたと考えられる。
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